僕は、プリズナートレーニング+αの自重トレーニングと、週一回程度のボクシングをやってるんですが、1年位前から慢性的に手首が痛く、素手での腕立てが出来ない状態が続いていました。腕立てどころか「ちょっと手をつく」とか「パンを捏ねる」程度でも手首に痛みが走る事があって、整形外科にも通ったり、ネットで調べて色々試すも改善せずでした。
そんな訳で手首にはサポーターを巻いてトレーニングをしていたんですが、最近試してみたことが2つあり、状況的にそのどちらか(もしくは両方)で痛みがなくなりました。完全に治ってるのかどうかはわからないですけど、少なくともサポーターも使わずに痛み無くトレーニング出来るようになりました。
【最近試したこと】
- 腕立ての際のフォームの見直しを行った
- 関節トレーニングを行った
腕立ての際のフォームの見直し
腕立ての時に床に付く手の向きをよく見てみると、やや内向きに手をつく癖があり、身体に対して平行(まっすぐ前方に指が向く)になるようにしてみました。
ネットで色々調べてると手が内を向いていると手首を痛めるという記述が幾つか見られたので、もしかしたらこれも痛みが取れた理由かもしれません。特に、逆立ちしてやる腕立て(ハンドスタンドプッシュアップ)は手首に大きな負荷が掛かるので、ちょっとしたフォームの違いで手首を痛めていた可能性は考えられます。
ただ、そうは言っても、付く手を狭めた方法の腕立てもこの世には存在する訳で、その場合は手が内向きにすることを考えると、今回痛みが無くなった大きな理由はこれでは無いような気がします。
関節トレーニングの実施
関トレ 関節トレーニングで強い体を作るposted with amazlet at 18.12.02朝日新聞出版 (2018-04-27)
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と言う訳でこれが今回のメイントピックです。
関節トレーニングとは
関節トレーニングと聞いて、僕は最初「関節を鍛える?軟骨でも鍛えるのか?」と思ったんですが、「関節を守る筋肉を鍛えるトレーニング」です。
この本では、それぞれの関節にはその関節を守る筋肉が幾つかある、と書いた上で、
- 関節を守る力が衰えると関節に掛かる負荷に負けて痛みや怪我になる
- 関節を守る筋肉が衰えると身体が取れる動作の選択肢が狭まり、特定の部位に負担が増えて痛みに繋がる
という話を色んな事例を上げて丁寧に説明しています。(具体的なトレーニングの説明は数ページ)
正直、最初読んだときは怪しんでたんですよね。「私が考案しました」的な事が書かれてるものってなんとなく胡散臭いものが多いじゃないですか。あんまり期待せずに色々試している内の1つだったんですが、読んでいると書いている事は非常に筋が通っているように思えます。手軽に出来る内容だし、とりあえず手首のトレーニングだけでもやってみるかと思って数週間。いつの間にか手首の痛みが無くなってました。
もちろん、可能性としては方っておいても日々のトレーニングでそろそろ関節が強くなる頃だった(=関トレをして無くても治っていた)という可能性はあります。対照実験やることは出来ないので証明は出来ないので。
関節を痛めてしまうトレーニーは少なからず居ると思うので、試しに読んでみることをオススメします。非常に良い本です。