トレーニングの負荷を下げたら良い感じになった

筋トレをやっていると、扱う重量が増えるととても嬉しいですが、扱う重量を自ら減らすというのはどうにも抵抗があります。何となくレベルが下がってしまったような気がするというか、登っていた山を下っているいるような感覚です。

なので、あまり重量を減らすと言うことはやりたくないのが本音ですが、今回は重量を減らしたらトレーニングの質が上がったという話です。

負荷を下げた内容

種目 重量
ピストルスクワット 16kg → 10kg
プルアップ 20kg → 10kg

ピストルスクワットについて

ピストルスクワットは元々は16kgでMAX9回ほどやってました。それだけ聞くと負荷を下げる理由が無いように感じますが、フォームがイマイチで足に十分効いてなかったのです。

「スクワットは膝を足先から前に出すな」と言われますが、これは膝が足先から前に出て体制が前傾すると大腿四頭筋から負荷が逃げてしまう為です。実際にやってみると違いがわかると思います。

僕が16kgを扱ってた時はまさにこれでした。

負荷が大きいために真っ直ぐ上に上がり辛いところに、重いケトルベルを手で持っているので、重心が前方にズレています。そんな状態で頑張って回数をこなそうとすると、無意識の内に大腿四頭筋への負荷が小さくなってしまっていたようです。

案の定、ちゃんとしたフォームを意識すると16kg重量ではMAX4回程度へ減少し、16kgで無理するぐらいなら10kgに落としたところ、きちんと筋肉を消耗出来るようになりました。

ピストルスクワットはそれ自体難易度が高く、無理のある重量を扱うと筋肉を消耗する前に挙げられなくなってしまう事があります。これ以上出来ないのにトレーニングにはなっていないという悲しい状態だったので、重量を下げる事で改善出来たように思います。

プルアップ

20kgぶら下げてプルアップをすると2〜3回だったのを、10kgにして7回程度出来るようにしました。

プルアップ自体は難易度の高いものでは無いですが、負荷が大きいとフォームを気にする余裕が無くなりますので、やはり適正の重量選択は重要です。

そもそも、僕のやってたプルアップはフォームを見直すべきところがあり、いくらプルアップをやっても広背筋への効きが悪いように思ってました。そこで、負荷を落とすと同時に、フォームを見直したところ、かつて無い筋肉痛に見舞われて非常に満足してます。

正しくはフォームというよりも意識の持ちようなんですが、全体的にリラックスして無駄な力を抜き、その状態で広背筋で引く意識をしただけです。

まとめ

結局のところ、ある動作をする時に必要な筋肉は一つではなく、「立ち上がれば良い」とか「持ち上がれば良い」だけであれば総力戦でどうにかなってしまうときもあります。ただ、目的は筋トレであり、立ち上がったり持ち上がったりすることでは無いので、手段には拘りが必要だなと思いました。

負荷を下げるのは勇気が要りますが、トレーニング後の満足感を味わうと負荷を減らしたこと自体は割とどうでもよくなります。