糖質を取ると太るという謎理論

糖質がダメという風潮

筋トレしてるとそれなりに身体に現れてくるので、そうと分かった人が
「やっぱり炭水化物とか摂らないんですか?」
と聞いてくることがある。

しっかり米を食べてる話をするんだけど、
「でも、やっぱり夜は控えてるんですよね?」
という感じで納得がいかない模様。

そんなに糖質が嫌いかい。

別に糖質摂ったって太らないし、むしろ筋トレするなら必須で、真面目に励んでるトレーニーならトレーニング前、最中、後でちゃんとコントロールしてしっかり摂取してるよ。

何故なら必要だから。

炭水化物を摂ると太ると言われる理由

炭水化物を摂ると血糖値が上がりインスリンが分泌される。そして、炭水化物から生成されたブドウ糖がインスリンに連れられて肝臓や筋肉内にグリコーゲンとして蓄積される。

それが筋トレみたいなパワーを使う運動をするときにエネルギーとして使われたりするけど、蓄積上限に達すると行き先がなくなって脂肪となって保存される。だから「インスリンを分泌する炭水化物を摂ると太る」ということらしい。

余剰エネルギーはどこ行くんだろう?

タンパク質は1g=4kcal、炭水化物は1g=4kcal、脂質は1g=9kcalな訳で、炭水化物を食べてインスリンが大量に分泌されてガンガン運搬されようが、タンパク質や脂質はインスリンが分泌されないから関係ないと主張しようが、摂取されたエネルギーは存在する訳で、余ったエネルギーどこいくのさ?

もちろん、いくら食べても太らない(太れない)ハードゲイナーという体質の人もいるので、摂取したエネルギーが蓄積されない(=排出される)パターンも考えられる。

だから、摂取したカロリー総量だけでは語れないというのはわかるけど、脂質だって脂肪に変わって太る原因になるからね。「炭水化物を単純に減らせばいい」というのは乱暴だと思うんだよね。

そもそも

僕自身が毎日摂取カロリー2,400kcalに設定して、炭水化物:脂質:タンパク質=55%:20%:25%の割合で体型維持出来ている訳なんで、炭水化物摂っても太らない事はなんの疑問も無い。

糖質制限ダイエットをする人って、カロリー関係ないという前にそもそも自身の摂取カロリーって把握してるんだろうかという疑問があるんだよね。糖質制限ダイエットする前はいくらで、後はいくらになってるのか。

外食してもおかわり出来るのはご飯くらいだし、飲み会に行ったらお酒で大量の炭水化物を摂取するよね。糖質制限ダイエットに取り組む前の摂取カロリー量が多すぎる上に、炭水化物の割合も高すぎるんじゃないかな。

インスリン云々の難しい話以前に、糖質制限するとその辺が(無意識に)是正されるから効果が出てるように思ってるだけの人が多いんじゃないかと。

身も蓋もない言い方をすると、「バランスよく食事しましょう」ということで。